140　一閑張　中川 昌昭講師（不二見）

昭和18年1月14日生まれ
平成29年より前講師の退職により本講座を引き継ぐことになりました。
これまで竹製品に興味があり全国各地の竹製品を収集して来ました。
しかし竹製品は長年使用保存して置くと編んだ竹が折れたり、ほつれたりします。
そんな竹製品を再生させるため一閑張りを始めました。

家庭に転がっている、少し竹がほつれたり折れてしまっている篭やザル、そして塗装のはげてしまった重箱、木箱に和紙を貼り、この上にさらに、古文書、気に入った着物の柄部分、書などをあしらうことにより美しくメイクし、これに柿渋を塗って堅牢とし、耐久性が増し再利用が可能となります。

当講座で各自がそれぞれに、和紙を張り付けたい篭、ザル、木箱などを持ち寄り、講師が和紙の張りつけの要領や、古文書、柄の配置の仕方、さらに柿渋の上手な塗り方などの手ほどきなどをします。時には傷んだ篭、ザルの修復も手掛けます。。
今は、まさに循環形社会の時代です。再利用できるものは皆様と共に積極的に推進しましょう。